藤森製材所

KANEDAI FUJIMORI

信州諏訪地方

木造住宅の設計・施工

製材

1926年(大正15年)創業

k邸

 「K邸」は、高い勾配天井の広いダイニングキッチン(DK)が生活の中心です。

 DKは、3つの個室(寝室)、水まわり、玄関に面していますので、それぞれ容易に行き来することができます。

 特に、西側の個室とDKとは3枚引込みの建具で仕切っていますので、引き込むと広くつなげて一体的に利用することができます。個室の幅広の窓を通して、開けた景色が眺められます。

 玄関の式台やアイランドキッチンのカウンターには、以前に藤森製材所で扱った由緒の分かる古材を利用しました。

 寝室に面するデッキには目隠しを設け、道路からの視線を気にせず生活できるようにしています。デッキや目隠しも、諏訪地域の集落景観に馴染むように、木で造り、伝統的な木造技術を活かしています。

2024年(令和6年)

茅野市宮川中河原

白鳥邸

 「白鳥邸」は若いご夫婦と小さなお子さんたちの家です。

 信州諏訪地方の自然の中に建つ家でもありますから、伝統的な木造の工法を使いながら、モダンな雰囲気を作り上げました。

 軒を出して雨露霜雪をしのぐこと、濡縁のような木製デッキ、続き間の広々とした室内、水周りをまとめること、風を通すことなどは、かつてから行われていたことです。

 ご家族の皆さんが家と自然のつながりを身近に感じ、愛着をもって長く暮らしていただけることを願っています。

2018年(平成30年)

茅野市宮川田沢


M邸

 気候を生かしながら、快適な生活ができるようにしています。夏季には、涼しく心地良い風が吹きぬけ、冬季には薪ストーブの温かい空気が建物全体に循環できるようにしています。

 各室は襖や障子で仕切っています。居間は畳敷きです。薪ストーブが置かれている広縁は、食堂と一続きで、勉強スペースや書斎などとして、広々と自由な使い方ができます。

 軒の出が深い伝統的な建築形態、平面計画、工法を生かして、現代的な生活ができるようにしました。

2008年(平成20年)

棟梁 藤森千正(先代)



墨つぼ

鉋(かんな)

手斧(釿、ちょうな)


 

 おかげ様で、代々、世代を越えて長きにわたり、そして、方々(ほうぼう)から木に関わる仕事を頂いております。木造住宅の新築、増築、リフォーム、修繕や、製材、樹木の伐採など、様々行っております。

 今では少なくなった職人の伝統的な手仕事と知恵を生かしながら、現代にふさわしく、かつ、長く住める建築を造ります。

 何とぞ今後とも末長く、よろしくお願い申し上げます。

 

代表  藤森秀典

 

 2024年4月1日